フランドル地方で織られたという十七世紀のタピスリー
室内装飾として城や聖堂の壁面や柱間を飾っていた大きな織物の一部を仕立てたものと思われます。
よく見ると下部には別の絵柄の織物が継ぎ合わされております(写真2.6)。このように近しい色や絵柄で補うことは時折見られることのようです。
元々は手織り絨毯が伝来したのがタピスリーですから 織り目は大きいので、少し離れて景色を眺めるような愉しみ方がよいように思います。私はまず、花と鳥の羽に織られている"青"に目を奪われました。十七世紀の織物でこんなに綺麗に色が残っていることに驚かされます。
どこか楽園を感じる この美しい場面を、手に取り、眺め、感じていただけたら嬉しく思います。
size: 123.5×30.5 cm
Flanders(Belguim•France•Netherlands)
Found in Netherlands
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