女学生が技法や意匠を学ぶために縫ったサンプラー。様々な縫い方を学びながら小布や靴下のsample clothを卒業までに仕上げていったそうです。それら作品が就職の際の履歴書代りに使われることもあったというから驚きです。
これら靴下も他の作業と並行しながら数ヶ月をかけて縫い上げていったそうですが、ある日 先生がツカツカと近づき ザクっとハサミを入れるそうです。少女たちは口をあんぐりとさせたんじゃないかな。泣く泣く(?)、赤糸で繕い完成へと仕上げます。が、これは踵の補修がなされていません。心折れてしまったかな? と想像。その子には悪いけれど、今見るとそれすらも愛おしいね。そしてこういった面白い逸話を聞けるから現地に赴かなくていけないなと再確認。
size: 62 cm
Netherlands
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