16世紀 フランドル地方の木彫パネル。祝福のラッパを吹く天使が描かれています。
数百年という年月を存分に纏った特別な雰囲気。厳格さがありながらも レリーフ装飾に"抜け"があることで軽みが生まれ、視認性も高くなっています。彫刻の細部にも眼を向けながら時間をかけてじっくりと愉しんでいただけたらと思います。
下部は差し込めるような形(写真10)ですが 上部はそのような造りでもないので、所謂コファーや家具等の羽目板ではないのだろうと思います。中世の教会で 講壇や室内装飾として飾られたものでしょうか。
size: W 17.3cm D 2cm H 25.7cm
Flanders(Belguim•France•Netherlands) 16c
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