17世紀 フランドル地方で床材として使われていた象嵌タイルです。教会や城、或いは貴族邸宅にて敷かれていたものと思われます。
今回は幸運にも纏めての出会いに恵まれました。これまで一枚の獅子図タイルで紹介されている写真を見たことがありましたが、9枚を並べて見て 初めて床材としてのイメージを実感できたように思います。
フランドル地方の旗のような獰猛そうな立派な獅子ではなく、舌をピッと出しながら懐く子犬のような姿で、"獅子図""百合の紋章"が図柄であれど 厳格さや緊張を感じさせません。当時の人もそれを愉しんだのだろうなと思えてきます。
色の差異や、獅子の表情で、自分好みを見つけてください。
size: W 13.8cm D 2cm H 13.8cm
右向き7枚・左向き2枚
Flanders(Belguim•France•Netherlands)
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