早いものでもう12月。
贈り物に思いを巡らす時期ですね。
あの人に。じぶんに。
僕としては、この季節になると宗教美術だったり 物語を想わせる古物を紹介したくなってきます。
こちらも想像に愉しいひと品。
香箱座りが愛らしい十八世紀の木彫羊像です。右後ろ足が左側に出ている細かな仕事(写真1)にも心が解れます。とにかく全方面が愛くるしい。(正面もたまらない!)
台座を見ると本作には凸があるので、きっと凹で繋がるものがあったはず。それは対となる羊で、親子の愛らしい姿を描いていたのかもしれないし、善き羊飼い(イエス)と迷える羊(信者)を表していたのかもしれない。答えは出ませんがそんな想像を愉しみながら眺めています。
渡欧中 幾度となく目にした牛や羊たちが草を食んでいるだけの長閑で穏やかな時間と同じものを本品が纏って感じるのは、永い歳月を過ごしてきた古物の持つ特性ゆえでしょうか。
size: W 13.2cm D 12.5cm H 10.2cm
Netherlands 18c
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